「織楽」の記事一覧

今月の帯 卯月 2012 小花七宝
  • 今月の帯 卯月 2012 小花七宝

  • 卯月 2012 今月の帯は九寸名古屋帯 小花七宝です。初絹は2年前に織りましたが、文様の大きさと可愛らしさから、マイブームの甕覗と水浅葱の間のようなきれいな水色で新しく織り上げました。最近、良く思うことは染の名古屋帯のきれいな発色です。織物で発色のきれいな帯を創りたく、試みている色使いです。文様は料紙の二蔓唐花紋を地紋で表した上に料紙文様の小花を七宝に散らしたものです。右のきれいな浅紫のお色違いはクロワッサンプレミアム3月号で萩原輝美様が岡重さんの明るいイエローのお着物にあわせ、おあつらえいただいたものです。地紋の唐花をお着物のイエローを意識し、黄色みを帯びたうす色で織り上げ、柄の色使[...]
今月の帯 如月 2012 アールデコ唐草
  • 今月の帯 如月 2012 アールデコ唐草

  • 今月は「アールデコ唐草」名古屋帯です。ヨーロッパの古い壁紙というかプリントされた紙をモチーフにアレンジしています。主題の唐草はイタリアに見られる唐花からどんどんシンプルに意匠化していったものだと思います。この素材に出会ったとき、一番面白く映ったのは主題の唐草ではなく、バックとしてつめられている幾何文様でした。この幾何文様をどのように表現するのかが、重要なポイントです。強調すればさわがしくなり、なければものたりない。。。どんどん重ねていくのではなく、静かな中にもディテールの面白さ、その表現につきるかと思います。三枚目は配色違いです。これでも白よごし系6色使い、織り上げています。[...]
  • ジャクソンポロック展in愛知県立美術館

  • 1月21日、ジャクソンポロック展を見に行ってきました。1950年代の現代美術に大きく影響を受けました。一番の驚きは私が生まれた時期にこれらの作品群がこの世に存在していたことです。そして知ることはできませんが、60年前、絵の具のにおいと共にリリースされ世に問いかけた時と今、振り返るように見る事との違いを感じたりもします。今回はドリッピングされた絵の具と言うよりペンキの白が経年変化によって、ずいぶん輝きを失っているように感じました。書を彷彿させる横長の作品の用紙が2枚合わせで、その耳のズレ、繋ぎあわせの跡、収縮によりしわしわになったエナメル塗料の表面など興味深く、晩年の白黒の作品は見たときにすぐ、[...]
まだ途中ですが絣表現で織を試験しています。
  • まだ途中ですが絣表現で織を試験しています。

  • まだ商品としては製織しておらず、試織の段階でのおひろめです。表現方法を模索する中、大島などの細かい絣調子を織物で表現したら、どんな感じ?というのが始まりです。ドットの無地の織物が最初の一歩で実はこれが今回一番大事です。どの織表現で進めるか?かすり調の細かい模様表現を織り出せる?まずこのような問に対しての答えが作れるか、です。右上に見えるのは裏です、ドットの二色使いを確認して頂けると思います。この表現を確認した後、どのような文様にすればと考え、イタリアの華紋の線調子のデザインを選び、大きさなど整え送りなどを決め、進めて行きます。織物の約束事は紋図と呼ばれる方眼紙のような計紙の上に重ねていきます。[...]
  • 今月の帯 睦月 2012  松の雪

  • 今月の帯 睦月 二本目は 「松の雪」 袋帯です。円山応挙の雪松図から題材を得、袋帯に織り上げました。表現するのは松ではなく深々と降り積もる雪と音がすべてすいこまれてしまう SOUND OF SILENCE のような世界観です。ほのかにのぞく松葉と幹はわずかない色糸で、雪に反射する日のひかりを薄金色で表現しています。地も薄い白よごしのわずかな違いの3色で織り上げています。七年前に一度、織りましたが、地組織を手直しして久しぶりに織った一品です。[...]
  • 今月の帯 睦月2012 連珠双龍文

  • 2012年最初を飾る帯は「連珠双龍文」名古屋帯です。 今年の干支の辰をモチーフにしたものです。八世紀、法隆寺に伝来する双龍二重連珠円文綾絹裂をベースにアレンジしています。二重連珠円文の言葉の通り、本来なら円文が二重になり双龍をとりまくのですが、円ばっかりになりますので、内側を唐草に替えています。一番外側にも外周のくくりがあるのですが、固くなり、広がりがなくなりますので省いています。この表現の文様も他に類似した織物が存在しています。敦煌の美術館などにもコレクションがあるのですが、少しずつ異なります。比べてみますとその変化が楽しいものです。ワンポイントのお太鼓柄として文様を直し、無地場に変化[...]
  • 平成24年1月1日(日) 新年明けましておめでとうございます

  • 新年 明けましておめでとうございます れいせつのよきひ よろこび これあらたなり やわらぎ なごむこと ばんざい ことほぎ たもつこと せんしゅん 毎年同じ一節ですが、本当に喜べる日々が来ることを心から祈ります。 正倉院 北倉に伝わる「人勝残欠」の一節です。 人勝は古く中国で行われた行事で正月に長寿や子孫繁栄を願い 色絹や金箔を切り抜き人や花の形を作っていました。 それがわが国に伝わったものです。 今年は辰年。青龍をモチーフに今、私が一番すきな色合いで表現しました。 織楽浅野は31年目、新しい歴史を作るべく、新しい物創りにチャレンジです。途切れっぱなしで申し訳ありませんが、今年もど[...]
  • 御礼申し上げます

  • 吉岡幸雄先生の御講演で始まりました不易展。 昨日、森田空美先生の御講演を賜り、最終日を迎えました。 多数のご来場を賜り、心より御礼申し上げます。 何かと不手際も多く、ご迷惑をお掛けいたしました。 お詫び申し上げます。 これからも頑張って織楽浅野は発信し続けたいと願います。 今後とも宜しくお願い申し上げます。 明日よりこのページにて講演の内容や展覧会について 順次UPしてまいります。 ありがとうございました。 織楽浅野 浅野裕尚[...]
  • 4月1日復興チャリティーイベント

  • 4月1日 京都レストラン有志が東日本大震災復興チャリティーイベントとしてフローイング烏丸、ラットンゾーロ・ドーロにおいて2部制で行われました。多数のゲストが参加され義援金として参加費すべてを寄付されました。 写真は2部のラットンゾーロ・ドーロでの店内です。どちらもひとがあふれていました。[...]
  • 東日本大震災

  • 24時間流れるニュースに東日本大震災の大きさ、奪っていった物の大切さを思うと本当に心が痛みます。震災当日、仕事で全くTVを見ずに過ごしていたので午後5時になり初めて知った案配で知人、友人に電話をしてもつながらずメールを一方通行に発信するのみでした。地震、すぐ後の津波、火災、そして原子力発電設備の損傷。これ以上は無いという追い打ちに心が折れてしまいそうです。七年ぐらい前に釜石へ仕事で行きました。津波におそわれた港を当時、歩いたのを覚えています。宮沢賢治の生まれ故郷:岩手県、遠野市と釜石を結ぶ電車に乗り、その時高校生、中学生が同じ電車で通学をし、また行商のおばあさんがおられて、席を譲ろうとしたら、[...]
  • 美しいキモノ・きものSalon に 不易展そして記念講演会発心のご案内

  • 今月20日発売のきものsalon’11春夏号のP128&129、 美しいキモノ春2011号のP112~115に今回の不易展ならびに講演会発心の 告知を兼ね織楽浅野の着物と帯、そして思いを掲載しております。 きものsalonでは付け下げ染着尺に袋帯「春花唐草」をコーディネイトしております。 光沢感で上質、クラス感を表現したものです。そしてテーブルに並べられた色とりどりのミルフルールと呼ばれる「千花文」名古屋帯。パリのクリュニー美術館のタピスリーに題材を求めたものです。 美しいキモノでは4ページにわたり帯創りの思い、資料、今までの個展について紹介頂いております。テーブルに並べられたコーデ[...]
  • 展覧会 不易 30周年記念講演会 発心 について

  • このたび織楽浅野では創業30周年を記念し 記念講演会 発心 そして 不易 展を開催いたします。 お申し込み、お問い合せ、また詳細は 2月21日(月) 不易展のHPを新規開設いたします。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。 お電話などのお問い合せも同様に21日(月)からとさせていただきます。[...]