「美味雑感」の記事一覧

  • 更衣

  • 「更衣:こうい」六月の衣がえにちなんだ虎屋さんの御菓子です。表面に薄く掃いた和三盆糖が絽の衣を表現しています。表情の静けさが大好きです。こんな織物ができればと願います。5月30日31日、6月1日のわずか三日間のお菓子です。[...]
  • おそるべしCACAO SAMPAKA QUESO SELECCION

  • 今、お気に入りのチョコレートのお話を。CACAO SAMPAKA : スペイン御用達のXOCOLATERIA。東京のお友達から頂戴しました。バスクの羊乳チーズや青カビ、パルミジャーノをチョコレートでコーティングしたボンボン。チーズとチョコレート?パッケージを開くとすごいチーズの香りが。。噛まずに食べてねということで口に含むとダークなチョコのなかからチーズが!一個食べただけでは全容がつかめない不思議な味です。東京には数件、お店があります。[...]
  • 水無月

  • 今日は水無月を食べる日と小さい頃からそれだけを思ってきました。 本来6月30日は夏越の祓。丁度一年の半分にそれまでの穢れをはらうため茅の輪くぐりの神事がおこなわれます。あずきは悪魔払い、三角形は暑気を払う氷に由来します。しかしながら浅野の歳時記は食べ物中心にまわっているのは確実だと思います。(__) HP更新滞り申し訳ございません。フェイスブックで情報発信しておりますので、ぜひお立ち寄り下さいませ。[...]
  • 味噌松風の耳

  • よく手土産に大徳寺のそばにある松屋藤兵衛で紫野松風を買うことがあります。松風は大徳寺納豆の入った味噌風味の焼き菓子ですが、当然、お客様へのお土産なのですが、運がよければ写真のような端を切ったものを集め販売されているときがあります。売り切れが多いので、今までは朝一番ならあるのかと思っていたのですが、よくよく考えてみるとその日の焼いた松風の耳を集めているので、当然、夕方の方があるのではと。。。 ここ数回、夕方に伺うと耳を集めたのがあり、顔がほころんでしまいました。 もっとも、これだけ買いに行くのは勇気がいって、いつもお土産と共にしかよう買いません。ぜひ、皆様も夕方に行ってみては[...]
  • 幼な木

  • 亀末さんへ行った際に、ご主人から説明を受けました。ご主人が仕事を継いだ頃、作ったお菓子で「幼な木」と銘々されています。その当時の思い出が詰まった ものでしょう。白小豆のつぶあんのおやきのようなもので非常に上品な甘さです。使っている白あずきを頂きました。日頃、普通のあずきや暮れの大納言を見て いると「小さぁ」とびっくりしました。丹波の方で作って頂いているとのこと。こしあんでしたら大丈夫なのですが、つぶあんでは皮の残りが口に当たるようで は良くなく、材料の厳選が必要で1俵(30㎏)ほどで作れるだけということでした。物創りは材料の出会いと吟味とかんじさせられたお菓子です。[...]
  • 花びら餅

  • 7日土曜日に銀座もとじ様との御縁で東京からお客様御夫婦が織楽にお見えになりました。奥様は黒に白の線で織り上げた「画線」の袋帯、ご主人は微妙な黒の表情がモザイクのようになった「彩列石紋」の角帯を素敵にコーディネイトして頂いておりました。このような形でお目にかかれることは、とても嬉しいことです。工房をまわり、資料、コレクション、帯などをご覧になって頂き、あっと言う間の3時間でした。ありがとうございました。 ご来客の折には、いつも考えてしまいますが、お正月ということで花びら餅にしました。今回は末富さんにお願いしました。花びら餅は宮中におせち料理の「菱葩(ひしはなびら)」に由来するとあります。それぞ[...]
  • 七草粥

  • 今日は七草がゆをいただきます。「ごぎょう、はこべら、せり、なずな、すずな、すずしろ、ほとけのざ」と子供たちが小学校のころ、呪文のようにとなえていたのを思い出します。七草にお鏡さんを鏡開きして、焼いたおもちをあわせます。一年の無病息災、祝膳で弱った胃を休めると聞きます。お米×お餅、どうかんがえても炭水化物のとりすぎです。うす塩味のほっとするやさしさです。 またよく言われるように京都ではものにさんづけします。鏡餅もお鏡さんです。丸餅と違い、お鏡さんは水分が少なく、密度高く、美味しいです。お醤油で付け焼きして、焼き海苔でつつんで食べるとこれまた美味しいものです。[...]
  • 椿餅

  • 今日はお客様の来店もあり、 椿餅をとらやさんへ 買い求めにいってきました。 椿餅の名は「源氏物語」の若菜上で、 蹴鞠の後の宴で記されています。 1651年には菓銘が明らかになっているとのことです。 炒った道明寺粉と肉桂を混ぜ、蒸し上げた生地で 御前餡(こしあんのことです。)を包み、 椿の葉を重ねたものです。ニッキがきいて甘さだけではない おいしさが広がります。[...]
  • 柚子羹 

  • 今日は冬至です。かぼちゃを食べたり(金運アップだそうです。いままで通風にきくと思っていました。)ゆず湯に入り、無病息災を祈りますが、今日は柚子羹(ゆずかん)のご紹介です。先日、とらやへ行った際に、この柚子羹の予約を受け付けており、思わず予約してしまいました。本日受け取りに行き、いただきました。柚子一個まるまるくりぬき、柚子の果汁と白小豆をベースとして作られたものです。まず、箱から開けたとき柚子の香りの高さに驚き、期待は大きくふくれあがりました。やはりゼリーではなく、羊羹なのですが、果汁の多さと白小豆の上品さでもたれることなく、頂きました。それと、皮ごとでもお召しあがれますとなっており、もちろん[...]