不易展 ギャラリー解説 1


今回不易展を開催するにあたり、4月10日(日)、16日(土)とギャラリートークを開催させて頂きました。お越しいただきました皆様方には心より御礼申し上げます。今までギャラリートークといえば対面でずっと座って頂いたままお話しをしていたのですが、今回は展示が四室ありましたので部屋を回りながらお話しをさせて頂こうと思い進めて参りました。トークをたどりながら、それぞれの部屋を説明させて頂こうと思います。
まず①の部屋です。入り口左手の部屋で普段は応接間として利用している部屋です。ここは 四角 をコンセプトにしております。和紙を重ねて場を創り出す。これは時間の堆積かそれとも重力か。これは重ねられた和紙の束や紙鎌敷に繋がります。一枚では何ともないものが枚数を重ねることにより、違う表情を持つようになります。反復することにより増殖をくりかえし床面をおおっていきます。「素」というとても大切な言葉を意識します。今回は四部屋あるそれぞれのしつらえを意識し、ここにある必然。を目指しています。過去の展覧会では全て私自身が作った着物をベースに帯を置いていましたが、今回、すこしお遊びで志村ふくみ様の織の小袱紗の同系色を集めコラージュしたものを着物代わりに使っております。また母の残した大島の裂なども同じように使用しています。壁面には井田照一氏の「表面について」と題されたドローイング。 花器は韓国の女流陶芸家の金益寧さんの白磁。お花は雪持草:切り花では持たないので、根がついています。 すべてを ロ に。