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書暗く浅野 最新情報 何かとの記事一覧

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花揃え

2012年2月22日 | カテゴリー:

先日、吉岡幸雄先生の工房を訪ねました。昨年春の御講演時に、東大寺のお水取りの造り花の為に紅花を染めるところを一度、拝見したいとお願いしておりました。念願叶い、実現することができました。工房へお伺いするのはこれが四回目、前回は2003年で9年前の事でした。国宝である法隆寺四騎獅子狩文錦の復元されておられた空引き機を見せてもらう為でした。完成時は巾1m39㎝、高さ2m50㎝の壮大な大きさです。ジャガードを使わずに、機の上に人が乗り、経糸を引き上げ文様を操作する大変なものです。その時のもようは吉岡先生のHP http://www.sachio-yoshioka.com/blog/2003/02/d02/ に掲載されています。東大寺の修二会(お水取り)に十一面観音像の仏前に供華として椿の造り花が用いられます。それには黒谷の「紅・くちなし・素」の三色に染められた楮の手漉き和紙を使います。和紙の出来も毎年、漉く人によってかわるそうです。およそ1日3㎏の紅花を用い、3枚の紅色の和紙が染め上がります。金1斤:紅花1斤といわれ、非常に高価であり、60枚の紅を染めるため、60㎏用いることになります。最初の写真は根來の手桶に活けられたかわいらしいお花です。次に草木染めの材料は薬として用いられており、正しく薬箱の棚です。真ん中に見えるのが材料となる紅花を乾燥させたもの。水につけ込み、最初に黄色い成分を洗い出し、藁灰の灰汁で揉み込んで赤色を抽出します。稲藁を焼くかまどです。揉み込んだ後、残って藁灰の灰汁は陶器の釉薬になるとのこと。陶芸家の方にリサイクルされるようです。アルカリ性にして抽出した赤色を米酢を入れ酸性にして木綿に染めます。これは一旦、紅を木綿に移し、定着させずに濃度を高めるためであり、その後、鳥梅で沈殿させます。これを羽二重の上に流し、残った紅の泥、これを艶紅(ひかりべに)といい、和紙に塗重ねて行きます。4回~5回繰り返すとのこと。和紙も水分を含むと弱くなるために一回一回、間をおいて重ねます。このような行程をへて、たらの木を芯とし

椿の造り花が揃えられるのですが、揃える日が明日2月23日と聞いております。

先生の手元を離れ、東大寺に納められたのでしょう。一旦、納めてしまうと触ることは許されず、造る時にテンマござからこぼれおちた花は不浄のものとされ、おこぼれとして頂戴するそうです。縁あって頂戴した椿の造り花と光り輝く艶紅とくちなしと素の楮の和紙は私にとってかけがいのない宝物です。http://www.sachio-yoshioka.com/blog/2003/02/d03/ ご参考に。

ジャクソンポロック展in愛知県立美術館

2012年1月24日 | カテゴリー:

1月21日、ジャクソンポロック展を見に行ってきました。1950年代の現代美術に大きく影響を受けました。一番の驚きは私が生まれた時期にこれらの作品群がこの世に存在していたことです。そして知ることはできませんが、60年前、絵の具のにおいと共にリリースされ世に問いかけた時と今、振り返るように見る事との違いを感じたりもします。今回はドリッピングされた絵の具と言うよりペンキの白が経年変化によって、ずいぶん輝きを失っているように感じました。書を彷彿させる横長の作品の用紙が2枚合わせで、その耳のズレ、繋ぎあわせの跡、収縮によりしわしわになったエナメル塗料の表面など興味深く、晩年の白黒の作品は見たときにすぐ、棟方志功の作品を思い出しました。河井寛次郎の釉薬を投げかけ、ドリッピングのような表現は同時代だけあって、作品への影響力も垣間見ることができ、楽しい時間でした。コンバースのバスケットシューズは別会場にあり、向かいのペンキ屋さんのお兄さんのはいていたスニーカーもこんな感じではなかったかと思いつつ、ウォホールをはじめ、商業に影響をあたえる一面も感じました。アトリエを模したスペースも有り、この後、東京でも展覧されます。

クラッシックになってしまった現代美術とは:ひとまとめに時間軸で現代と言っても過去になってしまうことに世に発表されたときのインパクト、輝きを保ち続けることができるのだろうか。作品は同じでも、受け取る側が一緒でも作品がいつの世も発信し続けることは大変だと思った。

SHU UEMURA のパレット

2012年1月16日 | カテゴリー:

SHU UEMURA で生まれて初めてシャドゥーを買ってきました。どきどき。。。ひとりではさすがに選び辛いので、家内とともに訪問です。パール系が入っており、明るさに惹かれてしまいます。さすがに絹糸ではこの質感はムリなので彩度、明度の高さを保つよう染め出しに注意です。西陣では分業化が進み、糸染屋さんにサンプルと共に染めをお願いします。長年のつきあいで「ぶれるなら良い方にぶれる」という勘どころはわかります。10のことを伝えるのに、3,4で自分の思いが伝わる方が、結果的には良く、12も13もくどく説明しなくてはいけないときは大抵結果は良くないです。

もうひとつのボビン巻きの糸の山は3年前にパリへ行った際に百貨店のボンマルシェに手芸などの売り場が充実という話を聞き、買ってきたものです。丁度ポイントになるようなビビッドな色合いを求めていたのでこのカラフルな色糸はとても魅了的に見えました。100コ近く買ってきましたが、種類によって値段が異なり、レジで精算をお願いすると私の後ろには長蛇の列。私以外、皆女性でフランス語で文句言って怒っているのはわかりますが、知らないふりをして不器用なレジ係の女性の手伝い(種類別にする)をし、仕事の軽減に協力していました。もっとも日本で売っているのもありますが、しっかり織楽の帯に新しいニュアンスを加えています。

立雛

2011年3月3日 | カテゴリー:

我が家のおひなさまです。これは京人形司十三世面屋庄三様に作っていただいた立雛です。桐の木を彫刻し、形をつくり、胡粉、和紙下張りを施し、さらに胡粉を何回もぬっては磨くことを繰り返すことにより珠のようなつややかな肌の表情となります。後、衣裳を木目込み、開眼し完成となります。父が私の子供が生まれる前からお願いし、衣裳も出来る限りシンプルにとリクエストをしておりました。現在、ご子息様が十四世面屋庄甫と引き継がれておられます。ひとつのものを大切に扱い、残していく。父のひとつの方針でもありました。子供たちに取っては大きな立雛よりも

段飾りになって官女や五人囃子など賑やか方がお気に入りでした。

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