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書暗く浅野 最新情報 お知らせの記事一覧

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今月の帯 卯月 2012 CODA

2012年3月29日 | カテゴリー: お知らせ

4月月初の展示会用に3月は帯を準備し続けました。問屋さんにむけての発表で、4月月初それそれの問屋さんで小売店様に向け発信されます。制作中の帯から1点。「CODA」:お気に入りのツェッペリンのアルバムタイトルでは 「最終楽章」と訳されていますが、本来は「楽章終結部」。イタリア語では「尾」という意味があり、インドの刺繍からインスピレーションを!ぐるぐるとフリーハンドで刺繍された線を織物表現で。拡大図をみてもらえばおわかりになりますか?芯の線の外側にチッチッチッと線が織り上げられています。これも別糸を用い、表現しています。ちょっとしたことが上がりに大きな影響を与えます。名古屋帯、経糸 に黒うるし調の金糸と絹糸との組合せ。ざっくりとした風合いに毘沙門亀甲のような地紋づめ。この地紋もインド裂からです。地紋が入るだけでまた印象がかわります。

山岸幸一先生の工房へ

2012年3月27日 | カテゴリー: お知らせ

3月初め、山形県米沢市赤崩にある山岸幸一さんの工房へ銀座もとじの泉二社長様のご案内で、お伺いさせて頂きました。銀座もとじのお客様をはじめ、お店の方々、問屋様と共に私の長男を連れ、寒染紅花を拝見させて頂きました。昨年7月に紅花を摘み、紅花餅を作り、それを用いて極寒の夜中、ご自分で養蚕された生繭で糸を紡ぎ、染められます。一日拝見させて頂きましたが、敬服いたしました。織を生む工程が、一年の中での歳時記のように重ねられていきます。最高の地を探し、桑を植えるところから始められる。染織にかかわる工程が、自己の中で完結するすごさを分業化の中で生きる西陣の織屋の私に痛烈に感じさせてくれました。織屋を継ぐ息子も何か感じ取ってくれたと信じます。またこの機会を頂戴いたしました山岸幸一先生と銀座もとじ社長様には御礼申し上げます。詳しい工程は私の稚拙な説明より、ぜひ銀座もとじ様のHPでご覧になってくださいませ。

http://www.motoji.co.jp/news/detail918.htm

Trip to India 印

2012年1月30日 | カテゴリー: お知らせ

昨年11月末からインド:ニューデリー・アーメダバード・ジャイプールと三都市を1週間訪問してきました。父がインドへよく行き、色々な染織品を買い求めておりました。興味はあったのですが、さすがに56歳のインドデビュー、不安な面が少々、しかしこれも何かの縁、次のチャンスは無いと旅立つこととなりました。染織の勉強はもちろんなのですが、事前に調べれば調べるほど、建築の面白さが目につきます。現代もさまざまな宗教が存在するインド、それぞれの宗派が残す建物にはものすごい祈りの強さを感じます。インドは漢字表記すると印度。「印」という言葉をこんなに強く意識したことはありませんでした。さまざまな思いを刻み込み印をつける。刻み込まれた建築はその思いを今も尚、人々に伝える。印を刻む思い、刻まれた物の強さ。物創りへの強い願いが時空を越え、伝わります。今回の旅で「印す」という強い念を、より強く自分の仕事にも込めて見たいと思います。

ジャクソンポロック展in愛知県立美術館

2012年1月24日 | カテゴリー:

1月21日、ジャクソンポロック展を見に行ってきました。1950年代の現代美術に大きく影響を受けました。一番の驚きは私が生まれた時期にこれらの作品群がこの世に存在していたことです。そして知ることはできませんが、60年前、絵の具のにおいと共にリリースされ世に問いかけた時と今、振り返るように見る事との違いを感じたりもします。今回はドリッピングされた絵の具と言うよりペンキの白が経年変化によって、ずいぶん輝きを失っているように感じました。書を彷彿させる横長の作品の用紙が2枚合わせで、その耳のズレ、繋ぎあわせの跡、収縮によりしわしわになったエナメル塗料の表面など興味深く、晩年の白黒の作品は見たときにすぐ、棟方志功の作品を思い出しました。河井寛次郎の釉薬を投げかけ、ドリッピングのような表現は同時代だけあって、作品への影響力も垣間見ることができ、楽しい時間でした。コンバースのバスケットシューズは別会場にあり、向かいのペンキ屋さんのお兄さんのはいていたスニーカーもこんな感じではなかったかと思いつつ、ウォホールをはじめ、商業に影響をあたえる一面も感じました。アトリエを模したスペースも有り、この後、東京でも展覧されます。

クラッシックになってしまった現代美術とは:ひとまとめに時間軸で現代と言っても過去になってしまうことに世に発表されたときのインパクト、輝きを保ち続けることができるのだろうか。作品は同じでも、受け取る側が一緒でも作品がいつの世も発信し続けることは大変だと思った。

まだ途中ですが絣表現で織を試験しています。

2012年1月20日 | カテゴリー: お知らせ, 今月の帯

ベース素案まだ商品としては製織しておらず、試織の段階でのおひろめです。表現方法を模索する中、大島などの細かい絣調子を織物で表現したら、どんな感じ?というのが始まりです。ドットの無地の織物が最初の一歩で実はこれが今回一番大事です。どの織表現で進めるか?かすり調の細かい模様表現を織り出せる?まずこのような問に対しての答えが作れるか、です。右上に見えるのは裏です、ドットの二色使いを確認して頂けると思います。この表現を確認した後、どのような文様にすればと考え、イタリアの華紋の線調子のデザインを選び、大きさなど整え送りなどを決め、進めて行きます。織物の約束事は紋図と呼ばれる方眼紙のような計紙の上に重ねていきます。方眼の一ますは経を動かす針が8本単位で表現し、1針に4本ずつ扱い、計32本の経糸が一マス目にあります。経糸2400本を600本の針で上げ下げのコントロールをします。イメージはアナログとデジタルの間を行き来する感じです。最初の絣調子は本当の絣であれば自然とランダム性が生じますが、ジャガードの紋織物では計算によりランダムらしく組み立てて行きますので、ここでも矛盾を形にすることになります。  織り上がった裂(まだ1尺ほどの長さの試験です)を母の残した白大島の着尺の上に合わせてみました。質感、光沢感は申し分なく合います。帯が大島の染帯を合わせているように見えてしまっては良くないなと思いつつ、柄の大きさがポイントかなと考えています。

真っ赤なにおいや赤紫などは会社にある最高に色目の強いものです。使用する面積やドットで表現するといつもより弱くなってしまいます。このあたりで色使いの面白さをだせればと思っています。

平成24年1月1日(日) 新年明けましておめでとうございます

2012年1月1日 | カテゴリー: お知らせ

新年 明けましておめでとうございます

れいせつのよきひ
よろこび これあらたなり
やわらぎ なごむこと ばんざい
ことほぎ たもつこと せんしゅん

毎年同じ一節ですが、本当に喜べる日々が来ることを心から祈ります。

正倉院 北倉に伝わる「人勝残欠」の一節です。
人勝は古く中国で行われた行事で正月に長寿や子孫繁栄を願い
色絹や金箔を切り抜き人や花の形を作っていました。
それがわが国に伝わったものです。
今年は辰年。青龍をモチーフに今、私が一番すきな色合いで表現しました。

織楽浅野は31年目、新しい歴史を作るべく、新しい物創りにチャレンジです。途切れっぱなしで申し訳ありませんが、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

御礼申し上げます

2011年4月18日 | カテゴリー:

吉岡幸雄先生の御講演で始まりました不易展。

昨日、森田空美先生の御講演を賜り、最終日を迎えました。

多数のご来場を賜り、心より御礼申し上げます。

何かと不手際も多く、ご迷惑をお掛けいたしました。

お詫び申し上げます。

これからも頑張って織楽浅野は発信し続けたいと願います。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

明日よりこのページにて講演の内容や展覧会について

順次UPしてまいります。

ありがとうございました。

織楽浅野 浅野裕尚

4月1日復興チャリティーイベント

2011年4月7日 | カテゴリー: お知らせ

4月1日 京都レストラン有志が東日本大震災復興チャリティーイベントとしてフローイング烏丸、ラットンゾーロ・ドーロにおいて2部制で行われました。多数のゲストが参加され義援金として参加費すべてを寄付されました。

写真は2部のラットンゾーロ・ドーロでの店内です。どちらもひとがあふれていました。

東日本大震災

2011年3月13日 | カテゴリー: お知らせ

24時間流れるニュースに東日本大震災の大きさ、奪っていった物の大切さを思うと本当に心が痛みます。震災当日、仕事で全くTVを見ずに過ごしていたので午後5時になり初めて知った案配で知人、友人に電話をしてもつながらずメールを一方通行に発信するのみでした。地震、すぐ後の津波、火災、そして原子力発電設備の損傷。これ以上は無いという追い打ちに心が折れてしまいそうです。七年ぐらい前に釜石へ仕事で行きました。津波におそわれた港を当時、歩いたのを覚えています。宮沢賢治の生まれ故郷:岩手県、遠野市と釜石を結ぶ電車に乗り、その時高校生、中学生が同じ電車で通学をし、また行商のおばあさんがおられて、席を譲ろうとしたら、私は近くだからと座らずに立っておられたのを思い出します。

皆様のご無事をお祈りするとともに、亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。そして一日でも早い復興を。

美しいキモノ・きものSalon に 不易展そして記念講演会発心のご案内

2011年2月23日 | カテゴリー:

今月20日発売のきものsalon’11春夏号のP128&129、

美しいキモノ春2011号のP112~115に今回の不易展ならびに講演会発心の

告知を兼ね織楽浅野の着物と帯、そして思いを掲載しております。

きものsalonでは付け下げ染着尺に袋帯「春花唐草」をコーディネイトしております。

光沢感で上質、クラス感を表現したものです。そしてテーブルに並べられた色とりどりのミルフルールと呼ばれる「千花文」名古屋帯。パリのクリュニー美術館のタピスリーに題材を求めたものです。

美しいキモノでは4ページにわたり帯創りの思い、資料、今までの個展について紹介頂いております。テーブルに並べられたコーディネイトは新旧取り混ぜてのものです。そして和紙を重ねた上に染着尺と「アールデコ七宝」名古屋帯です。写真はともに亀村俊二氏。大好きな写真家です。アールデコ七宝のディテールが良く撮れています。

非常に細かなピッチでのボリューム変化が表されています。おのおの細かなことは会期終了までUPしてまいります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。また美しいキモノ・きものSalonを書店でご覧になってくださいませ。

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