陰翳礼讃

美しさは ものにあるのではなくものとものとが 互いに生み出すあやにありともしびの穂のゆらめきをうつしそぞろに闇は人を瞑想に誘いこむ谷崎潤一郎はその著書「陰翳礼讃」で光と闇があやなす陰翳の微妙な濃淡を無限の色彩と捉え、美は物にあるのではなく、物と物との作り出す陰翳のあやにある。翳は影でなく、かげりうつろひである。と表現しています。「陰翳礼讃」の世界に魅せられ、より深く日本の美意識や文化を見つめなおすことにより、精神的に豊かな奥行きを求めるようになりました。表面ににとらわれるのではなく、帯と着物とが互いに生み出す「あや」に美しさを見出す。織楽浅野の物創りにおいてより独自性を強めていく出会いとなりました。 陰翳礼讃 谷崎潤一郎書 中央公論社