織樂
  • HOME
  • コンセプト
  • 個展
  • プロフィール
  • PHOTOLOGUE PLUS
  • アクセス
  • お問い合わせ

書暗く浅野 最新情報

キーワードを入力して右の虫眼鏡ボタンを押すと検索できます。

  • カテゴリー
    • お知らせ
    • 不易展・発心展
    • 今月の帯
    • 何かと
    • 美味礼讃
2012年2月
月 火 水 木 金 土 日
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829  

花揃え

2012年2月22日 | カテゴリー:

先日、吉岡幸雄先生の工房を訪ねました。昨年春の御講演時に、東大寺のお水取りの造り花の為に紅花を染めるところを一度、拝見したいとお願いしておりました。念願叶い、実現することができました。工房へお伺いするのはこれが四回目、前回は2003年で9年前の事でした。国宝である法隆寺四騎獅子狩文錦の復元されておられた空引き機を見せてもらう為でした。完成時は巾1m39㎝、高さ2m50㎝の壮大な大きさです。ジャガードを使わずに、機の上に人が乗り、経糸を引き上げ文様を操作する大変なものです。その時のもようは吉岡先生のHP http://www.sachio-yoshioka.com/blog/2003/02/d02/ に掲載されています。東大寺の修二会(お水取り)に十一面観音像の仏前に供華として椿の造り花が用いられます。それには黒谷の「紅・くちなし・素」の三色に染められた楮の手漉き和紙を使います。和紙の出来も毎年、漉く人によってかわるそうです。およそ1日3㎏の紅花を用い、3枚の紅色の和紙が染め上がります。金1斤:紅花1斤といわれ、非常に高価であり、60枚の紅を染めるため、60㎏用いることになります。最初の写真は根來の手桶に活けられたかわいらしいお花です。次に草木染めの材料は薬として用いられており、正しく薬箱の棚です。真ん中に見えるのが材料となる紅花を乾燥させたもの。水につけ込み、最初に黄色い成分を洗い出し、藁灰の灰汁で揉み込んで赤色を抽出します。稲藁を焼くかまどです。揉み込んだ後、残って藁灰の灰汁は陶器の釉薬になるとのこと。陶芸家の方にリサイクルされるようです。アルカリ性にして抽出した赤色を米酢を入れ酸性にして木綿に染めます。これは一旦、紅を木綿に移し、定着させずに濃度を高めるためであり、その後、鳥梅で沈殿させます。これを羽二重の上に流し、残った紅の泥、これを艶紅(ひかりべに)といい、和紙に塗重ねて行きます。4回~5回繰り返すとのこと。和紙も水分を含むと弱くなるために一回一回、間をおいて重ねます。このような行程をへて、たらの木を芯とし

椿の造り花が揃えられるのですが、揃える日が明日2月23日と聞いております。

先生の手元を離れ、東大寺に納められたのでしょう。一旦、納めてしまうと触ることは許されず、造る時にテンマござからこぼれおちた花は不浄のものとされ、おこぼれとして頂戴するそうです。縁あって頂戴した椿の造り花と光り輝く艶紅とくちなしと素の楮の和紙は私にとってかけがいのない宝物です。http://www.sachio-yoshioka.com/blog/2003/02/d03/ ご参考に。

幼な木

2012年2月12日 | カテゴリー: 美味礼讃

亀末さんへ行った際に、ご主人から説明を受けました。ご主人が仕事を継いだ頃、作ったお菓子で「幼な木」と銘々されています。その当時の思い出が詰まった ものでしょう。白小豆のつぶあんのおやきのようなもので非常に上品な甘さです。使っている白あずきを頂きました。日頃、普通のあずきや暮れの大納言を見て いると「小さぁ」とびっくりしました。丹波の方で作って頂いているとのこと。こしあんでしたら大丈夫なのですが、つぶあんでは皮の残りが口に当たるようで は良くなく、材料の厳選が必要で1俵(30㎏)ほどで作れるだけということでした。物創りは材料の出会いと吟味とかんじさせられたお菓子です。

今月の帯 如月 2012 アールデコ唐草

2012年2月1日 | カテゴリー: 今月の帯

今月は「アールデコ唐草」名古屋帯です。ヨーロッパの古い壁紙というかプリントされた紙をモチーフにアレンジしています。主題の唐草はイタリアに見られる唐花からどんどんシンプルに意匠化していったものだと思います。この素材に出会ったとき、一番面白く映ったのは主題の唐草ではなく、バックとしてつめられている幾何文様でした。この幾何文様をどのように表現するのかが、重要なポイントです。強調すればさわがしくなり、なければものたりない。。。どんどん重ねていくのではなく、静かな中にもディテールの面白さ、その表現につきるかと思います。三枚目は配色違いです。これでも白よごし系6色使い、織り上げています。

Trip to India 印

2012年1月30日 | カテゴリー: お知らせ

昨年11月末からインド:ニューデリー・アーメダバード・ジャイプールと三都市を1週間訪問してきました。父がインドへよく行き、色々な染織品を買い求めておりました。興味はあったのですが、さすがに56歳のインドデビュー、不安な面が少々、しかしこれも何かの縁、次のチャンスは無いと旅立つこととなりました。染織の勉強はもちろんなのですが、事前に調べれば調べるほど、建築の面白さが目につきます。現代もさまざまな宗教が存在するインド、それぞれの宗派が残す建物にはものすごい祈りの強さを感じます。インドは漢字表記すると印度。「印」という言葉をこんなに強く意識したことはありませんでした。さまざまな思いを刻み込み印をつける。刻み込まれた建築はその思いを今も尚、人々に伝える。印を刻む思い、刻まれた物の強さ。物創りへの強い願いが時空を越え、伝わります。今回の旅で「印す」という強い念を、より強く自分の仕事にも込めて見たいと思います。

ジャクソンポロック展in愛知県立美術館

2012年1月24日 | カテゴリー:

1月21日、ジャクソンポロック展を見に行ってきました。1950年代の現代美術に大きく影響を受けました。一番の驚きは私が生まれた時期にこれらの作品群がこの世に存在していたことです。そして知ることはできませんが、60年前、絵の具のにおいと共にリリースされ世に問いかけた時と今、振り返るように見る事との違いを感じたりもします。今回はドリッピングされた絵の具と言うよりペンキの白が経年変化によって、ずいぶん輝きを失っているように感じました。書を彷彿させる横長の作品の用紙が2枚合わせで、その耳のズレ、繋ぎあわせの跡、収縮によりしわしわになったエナメル塗料の表面など興味深く、晩年の白黒の作品は見たときにすぐ、棟方志功の作品を思い出しました。河井寛次郎の釉薬を投げかけ、ドリッピングのような表現は同時代だけあって、作品への影響力も垣間見ることができ、楽しい時間でした。コンバースのバスケットシューズは別会場にあり、向かいのペンキ屋さんのお兄さんのはいていたスニーカーもこんな感じではなかったかと思いつつ、ウォホールをはじめ、商業に影響をあたえる一面も感じました。アトリエを模したスペースも有り、この後、東京でも展覧されます。

クラッシックになってしまった現代美術とは:ひとまとめに時間軸で現代と言っても過去になってしまうことに世に発表されたときのインパクト、輝きを保ち続けることができるのだろうか。作品は同じでも、受け取る側が一緒でも作品がいつの世も発信し続けることは大変だと思った。

まだ途中ですが絣表現で織を試験しています。

2012年1月20日 | カテゴリー: お知らせ, 今月の帯

ベース素案まだ商品としては製織しておらず、試織の段階でのおひろめです。表現方法を模索する中、大島などの細かい絣調子を織物で表現したら、どんな感じ?というのが始まりです。ドットの無地の織物が最初の一歩で実はこれが今回一番大事です。どの織表現で進めるか?かすり調の細かい模様表現を織り出せる?まずこのような問に対しての答えが作れるか、です。右上に見えるのは裏です、ドットの二色使いを確認して頂けると思います。この表現を確認した後、どのような文様にすればと考え、イタリアの華紋の線調子のデザインを選び、大きさなど整え送りなどを決め、進めて行きます。織物の約束事は紋図と呼ばれる方眼紙のような計紙の上に重ねていきます。方眼の一ますは経を動かす針が8本単位で表現し、1針に4本ずつ扱い、計32本の経糸が一マス目にあります。経糸2400本を600本の針で上げ下げのコントロールをします。イメージはアナログとデジタルの間を行き来する感じです。最初の絣調子は本当の絣であれば自然とランダム性が生じますが、ジャガードの紋織物では計算によりランダムらしく組み立てて行きますので、ここでも矛盾を形にすることになります。  織り上がった裂(まだ1尺ほどの長さの試験です)を母の残した白大島の着尺の上に合わせてみました。質感、光沢感は申し分なく合います。帯が大島の染帯を合わせているように見えてしまっては良くないなと思いつつ、柄の大きさがポイントかなと考えています。

真っ赤なにおいや赤紫などは会社にある最高に色目の強いものです。使用する面積やドットで表現するといつもより弱くなってしまいます。このあたりで色使いの面白さをだせればと思っています。

SHU UEMURA のパレット

2012年1月16日 | カテゴリー:

SHU UEMURA で生まれて初めてシャドゥーを買ってきました。どきどき。。。ひとりではさすがに選び辛いので、家内とともに訪問です。パール系が入っており、明るさに惹かれてしまいます。さすがに絹糸ではこの質感はムリなので彩度、明度の高さを保つよう染め出しに注意です。西陣では分業化が進み、糸染屋さんにサンプルと共に染めをお願いします。長年のつきあいで「ぶれるなら良い方にぶれる」という勘どころはわかります。10のことを伝えるのに、3,4で自分の思いが伝わる方が、結果的には良く、12も13もくどく説明しなくてはいけないときは大抵結果は良くないです。

もうひとつのボビン巻きの糸の山は3年前にパリへ行った際に百貨店のボンマルシェに手芸などの売り場が充実という話を聞き、買ってきたものです。丁度ポイントになるようなビビッドな色合いを求めていたのでこのカラフルな色糸はとても魅了的に見えました。100コ近く買ってきましたが、種類によって値段が異なり、レジで精算をお願いすると私の後ろには長蛇の列。私以外、皆女性でフランス語で文句言って怒っているのはわかりますが、知らないふりをして不器用なレジ係の女性の手伝い(種類別にする)をし、仕事の軽減に協力していました。もっとも日本で売っているのもありますが、しっかり織楽の帯に新しいニュアンスを加えています。

今月の帯 睦月 2012  松の雪

2012年1月11日 | カテゴリー: 今月の帯

今月の帯 睦月 二本目は 「松の雪」 袋帯です。円山応挙の雪松図から題材を得、袋帯に織り上げました。表現するのは松ではなく深々と降り積もる雪と音がすべてすいこまれてしまう SOUND OF SILENCE のような世界観です。ほのかにのぞく松葉と幹はわずかない色糸で、雪に反射する日のひかりを薄金色で表現しています。地も薄い白よごしのわずかな違いの3色で織り上げています。七年前に一度、織りましたが、地組織を手直しして久しぶりに織った一品です。

花びら餅

2012年1月9日 | カテゴリー: 美味礼讃

7日土曜日に銀座もとじ様との御縁で東京からお客様御夫婦が織楽にお見えになりました。奥様は黒に白の線で織り上げた「画線」の袋帯、ご主人は微妙な黒の表情がモザイクのようになった「彩列石紋」の角帯を素敵にコーディネイトして頂いておりました。このような形でお目にかかれることは、とても嬉しいことです。工房をまわり、資料、コレクション、帯などをご覧になって頂き、あっと言う間の3時間でした。ありがとうございました。

ご来客の折には、いつも考えてしまいますが、お正月ということで花びら餅にしました。今回は末富さんにお願いしました。花びら餅は宮中におせち料理の「菱葩(ひしはなびら)」に由来するとあります。それぞれのお菓子屋さんによって微妙に違いますね。少しおおぶりで牛蒡を含め、甘すぎず美味しく頂きました。お出しする際に根來の塗か椿の花を形取った絵皿か、考えた末、根來の塗の菓子皿になりました。ちなみに下に引いてある和紙は吉岡幸雄先生の染められた紅花の楮紙です。

七草粥

2012年1月7日 | カテゴリー: 美味礼讃

今日は七草がゆをいただきます。「ごぎょう、はこべら、せり、なずな、すずな、すずしろ、ほとけのざ」と子供たちが小学校のころ、呪文のようにとなえていたのを思い出します。七草にお鏡さんを鏡開きして、焼いたおもちをあわせます。一年の無病息災、祝膳で弱った胃を休めると聞きます。お米×お餅、どうかんがえても炭水化物のとりすぎです。うす塩味のほっとするやさしさです。

またよく言われるように京都ではものにさんづけします。鏡餅もお鏡さんです。丸餅と違い、お鏡さんは水分が少なく、密度高く、美味しいです。お醤油で付け焼きして、焼き海苔でつつんで食べるとこれまた美味しいものです。

« Older Entries
  • HOME
  • コンセプト
  • 個展
  • プロフィール
  • PHOTOLOGUE PLUS
  • アクセス
  • お問い合わせ

facebook © 2004-2012 shokuraku asano, Inc. All rights reserved.